FXでのロスカットとは

ロスカットとは、含み損が出ているポジションを決済してしまうことです。例えば、1ドル110円で買った1万ドルが1ドル80円になってしまったとします。証拠金がたくさんあれば、ここで決済して、この1万ドルを売ってしまうこともないのですが、それをあえてしてしまうのがロスカットです。ロスカットをする理由は、損失の拡大を防ぐことにあります。上述の例では、例えば10パーセント値下がりしたらロスカットすることに決めておけば、1ドルが99円になった時点で11万円の損失で済んだわけです。

FXは証拠金を利用して取引を行う金融商品ですから、自分の持っているお金以上の額の外貨を取引できます。そのため、損失も手持ちの金額以上に膨れ上がってしまう可能性があるわけです。このため、FXでのロスカットとは、執行したほうが望ましいものであるだけでなく、差し入れた証拠金以上の損失を出さないために、必要不可欠な措置となります。ロスカットをすれば、一時的に損をしたような気になるものですが、小額の損で損失を限定できれば、再び取引で利益を出すチャンスも出てくるものです。

photo by: psiaki

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